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Work in Progress Reportをご覧ください

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2025年度のWork in Progress Reportでは、私たちの唯一の株主である地球への負担を軽減するために行っている、新しくて楽しい、そしてちょっと変わった方法をすべてお伝えします。

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地球が私たちの唯一の株主

地球が私たちの唯一の株主

事業の繁栄を大きく抑えてでも地球の繁栄を望むのならば、私たち全員が今手にしているリソースでできることを行う必要があります。これが私たちにできることです。

イヴォンの手紙を読む

なぜ、プラスチックなのか?

衣料品業界はプラスチックの問題を抱えています。変化を起こすには、あらゆるレベルで行動を起こす必要があります。

プラスチックは耐久性と機能性の優れた製品作りに欠かせません。しかし、プラスチックの製造に使用される化石燃料や、廃棄された後に積み重なる固体汚染など、環境危機を加速させているのも事実です。ここでは、私たちがプラスチックをいまも使用している理由と、その影響を減らすための取り組み、そして、この問題に対処するために、個人、ビジネスそして政府レベルでの行動が、なぜ必要なのかを探りましょう。

クローゼットは化石燃料であふれています

プラスチック繊維(つまり化繊)は、衣料品産業と石油・ガス産業をつないでいる文字通りの糸です。ほとんどのプラスチック繊維は原油からはじまり、エチンのような化学物質に精製されてから加熱され、使い捨てのペットボトルからポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエステルのような衣料用繊維まで、ありとあらゆるものに変化します。ポリエステルはとくに需要の高い素材のひとつで、2023年には世界の繊維生産の約半分以上を占めました。テキスタイル・エクスチェンジの報告書によると、そのポリエステルは年間生産量約7,100万トンにものぼり、2022年の6,300万トンからさらに上昇しています。これはビッグオイルおよびガス産業にとっては喜ばしいニュースであり、交通手段が化石燃料から離脱していくにつれプラスチックは、石油・ガス産業が低下した需要を埋め合わせるための有利な手段になると専門家は述べています。

しかし、問題は石油を原料にすることにはとどまりません。このような化繊素材を製造するために化石燃料を燃やすことは、温室効果ガスの排出の大きな要因となっています。これらの温室効果ガスは、地球を温暖化させ、海洋酸性化を促進し、有害な大気汚染物質を放出します。

これまでに作られたプラスチックはすべて、いまなおこの地球上に存在しています

プラスチックは(焼却されるか宇宙へ打ち上げられたりしないかぎり)、私たちの環境に無期限に残留します。米国環境保護庁によると、同国内で実際にリサイクルされるプラスチックは10%以下で、16%が焼却され、残りは埋立地の山となって温室効果ガスを放出し、野生生物の生息地に影響を与え、大気と水質に危害をもたらします。

二次廃棄流とは?

二次廃棄流は捨てられた繊維製品、海洋に流出したプラスチック、廃棄処理システムの存在しない地域から回収されたペットボトルなどを含みます。こうした経路から原料を調達することにより私たちは、ゴミとなる運命にあったものを救い、バージン石油への依存を削減し、影響を抑えながらも非常に丈夫な製品を製造することができます。
2,000トン以上

2025年秋現在、私たちがブレオとの協働により海洋に廃棄されることを防ぎ、ネットプラス素材として再生させたプラスチック製漁網の重量

古いプラスチックから、新しい製品を生み出しています

テクニカルウェアに含まれるプラスチックは、耐候性や吸湿発散性などの重要な、ときとして命を救うことにもつながる機能性を提供します。それが、私たちがパタゴニア製品にプラスチックを使用する理由です。

しかし、1993年にリサイクルされたペットボトルからフリースを作りはじめ、ゴミを衣類に生まれ変わらせた最初のアウトドア衣料製造会社となって以来、私たちはバージン・プラスチックへの依存を減らすことに取り組んできました。そして現在では、確立されてはいながらも壊れたままでありつづけるゴミのリサイクル経路から、より体系的な考え方へと移行しはじめています。

二次廃棄流からの調達を支持し、拡大しています

私たちは、埋立地や水路に紛れ込むしかなかったプラスチックを利用して製品を生み出すことに役立つ、切実に必要とされる新しいインフラに投資しています。こうした二次廃棄流は捨てられた繊維製品、海洋に流出したプラスチック、廃棄処理システムの存在しない地域からペットボトルを回収するプログラムなど多岐にわたります。そしてこれが2014年に、廃棄されたプラスチック製漁網を回収する、カリフォルニアを拠点とする会社〈ブレオ〉への投資へとつながりました。その漁網は私たちのサプライチェーンのパートナーにより、ネットプラス素材として再生されます。パタゴニアはこの協働を通して、2025年秋現在までに、2,000トン以上の原料を海から回収することに貢献しました。

プラスチックゴミを丈夫で高品質の製品へと再生させることは環境への影響を削減する強力な方法ですが、私たちの目標はつねに他のブランドにも利用してもらえるように、捨てられた原料を基盤としたこのようなサプライチェーンを開発および強化することでした。プラスチック問題はあまりにも規模が大きいため、パタゴニア一社だけで対応することはできず、業界全体での協力が必要です。

しかし初期の導入者であることは、いまだに一貫した供給が確立されていない状況で新たなサプライチェーンを構築するという、困難かつ複雑な仕事の探究を意味します。(ちなみにペットボトルが広範に利用される二次廃棄流となるまでには、約25年を要しました。)ブレオ社との協働はこのような課題のいくつかを浮き彫りにし、この取り組みの重要性を再認識させてくれました。

2021年の春にはじめて7製品にネットプラス原料を採用して以来、毎シーズンその数を増やしてきました。成果とは製品が証明してくれるものと私たちは信じていますが、このときは、その証明の仕方がやや複雑でした。パタゴニアの製品チームは数シーズン前から取り組みますが、それは新たなサプライチェーンに潜む問題を理解し、解決する時間がないことを意味しました。同時に新型コロナウイルスによる甚だしい影響が、輸送コンテナ不足、工場閉鎖、許可の遅延など、さまざまな難題を世界のサプライチェーンにもたらしました。最終的に私たちはどの製品にネットプラスを採用するかについて、より慎重に選択しなければなりませんでした。

この過程を経たことにより、新たな二次廃棄流を確立するためには、より時間をかけて秩序立てたアプローチの重要性が強調されました。また、ブレオのような信頼できるパートナーと協力し、このようなサプライチェーンを構築することが、他の企業や業界もと連携しより大規模にプラスチック問題へ取り組むためには不可欠であることが示されました。

私たちはまた、古い生地の端切れやカーペットその他の化繊から作ったリサイクル・ナイロン、カフェテリア用トレーなど透明のものよりリサイクルが困難な着色プラスチックから作ったリサイクル・ポリエステルを含む、二次廃棄流から調達した素材の使用を拡大しています。さらに私たちは、より多くのプラスチックゴミを海から回収し、追跡可能で社会的に公正なサプライチェーンを優先する新しい協働関係も構築中です。

どの業界も各自が出すゴミに責任をもつべきであると、私たちは信じています。プラスチックをリサイクルすることにとどまらず、私たちはパタゴニアのウェアおよびギアを何度も何度も使用することのできる新品同様の繊維へと生まれ変わらせる新たな方法を探っています。それはつまり、古い衣類から新しい衣類を作ることです。

パタゴニアにおけるプラスチックの未来

私たちはバージンおよびリサイクルにかかわらず、パタゴニア製品に使用する化繊ベースの素材における厳しい基準を守ります。それが自分のクローゼットにあっても友人に譲っても丈夫で長持ちし、より長い期間活用してもらうために。その循環性の概念が、Worn Wearの着想源でした。Worn Wearは(化繊あるいは天然繊維にかかわらず)古いギアの修理再利用、交換のためのリコマースのプラットフォームであり、すでに作られたモノをもっと活用してもらうために生まれました。

捨てられたものを新たな衣類へ

私たちはすでに存在する化繊を素材の原料として利用しているだけでなく、廃棄されると汚染や気候危機に加担しかねないペットボトルや漁網など、プラスチックを成分とする原料のリサイクルも重視しています。
92%

2025年秋のパタゴニアの製品ラインの総重量における化繊素材(リサイクル原料を含む)の割合

依存を削減しています

リサイクルがすべての解決策ではないことも知っています。そこにはエネルギーを要し、カーボン・フットプリントも発生します。そして、いまだに適切なリサイクルの解決策が確立されていない化繊も存在します。それが、世界的なプラスチック問題に真に対処するためには、リサイクルだけでは不十分な理由です。

私たちはプラスチックの使用量を見直し、石油とガスのサプライチェーンから離脱するための新しい方法を見つけなければなりません。私たちの目標は2025年の終わりまでに、バージン石油を供給源とすることを廃止し、その代わりにオーガニックコットンまたはリジェネラティブ・オーガニック・コットン、リサイクル・ポリエステルやリサイクル・ナイロンなどを含む、環境に望ましい素材を使用することです。

石油とガスからの離脱

石油はプラスチックを成分とする化繊の主原料です。二次廃棄流を利用して、リサイクルが困難なプラスチックを丈夫なウェアやギアに生まれ変わらせることにより、私たちは埋立地や水路に紛れ込むゴミを救い、ビッグオイルとガスへの依存を削減します。
50%

バージン・ポリエステルと比較して、半機械的にリサイクルされたポリエステル素材の使用により回避したことに相当する二酸化炭素換算排出量の平均削減率(Higg Materials Sustainability Index, version 3.7に基づく計算)

誰もが意義ある変化を作り出す方法

パタゴニアはバージン・プラスチックへの依存を減らすために前進し、製品に使用するプラスチックに対処する新しいステップに取り組んでいますが、それは私たちだけで達成できることではありません。業界の慣行を変えるためには個人、ビジネス、そして政府の各レベルで行動を起こす必要があります。以下は、皆様にもそれを支援できるいくつかの方法です:

私たちにできること
端的に言うと、買うことは減らし、求めることは増やすことです。ファストファッションの概念を否定し、何世代にもわたって修理可能な丈夫なギアを、必要なときにだけ購入することです。そして、それを大事に着用しては修理し、不要になったら譲りましょう。

しかし、アクティビズムはクローゼットの中だけにはとどまりません。お気に入りのブランドに対して、プラスチックの使用についての考えや、それを軽減するために何をしているのか尋ねてみましょう。バージン・プラスチックではなく二次廃棄流によるものを優先していますか?サプライチェーンとフットプリントに透明性がありますか?

選挙時には一票の力を発揮してください。化石燃料への補助金削減やグリーンエネルギーへの投資など、対象を絞った法案で気候危機に取り組むリーダーを選びましょう。

ビジネスにできること
業界全体を変革させるためには、コラボレーションが必要です。他企業もそのような供給経路に投資し、この取り組みを拡大することができるよう、パタゴニアは多くのサプライチェーンのパートナーの名前を共有しています。その他の具体的なステップには、製品の供給源からバージン石油を廃止する、世界的なエネルギー転換に取り組む金融パートナーと提携する、プラスチック問題や気候危機の影響を最も受けている地域の草の根団体を支援する、などが含まれます。

政府にできること
私たちの衣類が製造され、輸送され、使い古されたのちに処理される方法に体系的な変化をもたらすためには、より広範で意義のある法律や規制の制定と拡大が必須です。リサイクル原料やオーガニック原料に課される関税の削減、サプライチェーンの記録と開示(衣料品がどこで誰により製造されているかについて)、また、オーガニックあるいはリサイクル素材を採用する会社へのインセンティブといった措置は、透明性を生み出すだけではありません。そのような法律や規制は自社の影響に対する企業の責任と、業界そのものに切実に必要とされている変化を促すことになるでしょう。

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私たちはみずからの影響に責任をもちます。

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